志村さんの邸宅には、彼が生涯をかけて買い集めた衣類、趣味の品、そして「志村コンパニオン」や「バカ殿様」「変なおじさん」で使用したコントの小道具、台本が所狭しと保管されていた。
さらに駐車場に鎮座していたのが、志村さんの代名詞でもあった高級外車「ロールスロイス」。この愛車については、志村さんを師と仰ぐ後輩芸人の千鳥・大悟さんが引き取ったことが当時大きな話題となった。志村さんへの敬意と愛が繋いだエピソードとして、ファンの間で深く記憶されている。
しかし、家の中に残された膨大な遺品の整理作業は一筋縄ではいかなかった。衣類だけでも数千着。1点ずつ検分し、残すもの、親族や関係者に形見分けするもの、処分するものを仕分ける作業には、年単位の時間が費やされたという。