日本人の心理には、排泄に関わる器官の疾患を「恥」と感じる強いバイアスが存在します。しかし、肛門は心臓や胃腸と同じく、人間が生きていく上で不可欠な消化器官の終末部です。医療現場の医師にとっては、毎日何十人もの患部を診る日常の診療対象に過ぎません。
放置期間が長引くほど手術の難易度が上がり、術後の回復期間も長くなります。以下の基準を参考に、速やかな受診を検討してください。
【即座に専門病院を受診すべき危険サイン】
- 排便時以外にも肛門周囲がズキズキと痛み、37.5度以上の微熱がある(痔瘻・肛門周囲膿瘍の疑い)
- 排便時に便器が真っ赤になるほどの出血が続く、または黒っぽい血が混じる(大腸疾患の鑑別が必要)
- 排便後に出てきたイボが手で押し込まないと戻らない(重度内痔核)