交通区分と密接に連動するのが、運転席の位置(右ハンドル・左ハンドル)です。基本原則として「左側通行=右ハンドル」「右側通行=左ハンドル」の組み合わせが、最も視界を確保しやすく安全性が高いとされています。
日本国内で左側通行を走る場合におけるそれぞれの特徴を整理します。
右ハンドルのメリット(日本の道路環境):
- 右折時の良好な視界:交差点で右折待ちをする際、対向車線の直進車を遠くまで目視確認しやすい
- 追い越し時の安全性:前走車を追い越す際、反対車線のクリアランスを素早く確認できる
- 同乗者の安全性:助手席の同乗者が安全な歩道側から乗り降りできる
左ハンドルのデメリット(日本の道路環境):
- 交差点右折時の死角:前方に右折待ちの大型車がいると、対向車線の視界が完全に遮られやすい
- 有料道路や駐車場の不便さ:発券機やETC非対応ゲートが右側に設置されている場合、身を乗り出す必要がある
- バスやトラックの追い越し:片側1車線の道路で前方の安全確認を行う際、車体を大きく右へ振り出すリスクが生じる
ただし、左ハンドル車にも「路肩に車を寄せて停めやすい」「運転席から歩道側へ直接降りられるため降車時の後方事故を防ぎやすい」といった限定的なメリットは存在します。