Q1:食後すぐに右を下にして横になるのは、本当に消化に良いのでしょうか?
A1:食後すぐ(1時間以内)の横向き寝は避けるべきです。幽門が下になり内容物が流れやすくなる構造はあるものの、胃酸が噴門から食道へ容易に漏れ出すため、逆流性食道炎を誘発します。食後に体を休めたい場合は、横にならずソファーなどで上体を45度以上起こした状態でリラックスするのが医学的に最も安全です。
Q2:睡眠中にずっと同じ右側ばかり向いていると、骨盤や顔が歪みますか?
A2:一晩中同じ姿勢で固定されると、下側の顔面や骨盤に偏った体圧がかかり、血流障害や筋緊張のアンバランスを生む要因になります。健康な人間は一晩に20〜30回の生理的な寝返りを打ちます。適切な寝具を用いていれば、寝入りばなに右を向いていても自然と左右や仰向けに姿勢が分散されるため、過度な心配は不要です。
Q3:妊婦にとって、右を下にして寝るのは危険だというのは事実ですか?
A3:妊娠中期から後期(特に妊娠28週以降)の女性には、「左側臥位(シムス位)」が強く推奨されます。子宮が右側を通る下大静脈を押し潰す「仰臥位低血圧症候群」を防ぐためです。右を下にして寝た場合も、胎盤への血流が圧迫されるリスクが左向きより高まるため、妊娠期に関しては原則として左を下にして休むことが産婦人科の標準指針となっています。