セットした前髪が夕方まで持つか否かは、スタイリング剤の塗布テクニックによって完全に分かれます。前髪がバリバリに固まって不自然に見えたり、逆にスプレーしたのに割れてしまったりする原因の多くは、至近距離から表面に向けて直接スプレーを噴射していることにあります。
サロンワークの現場で常識とされている前髪 崩れない スプレー 振り方は、「コーム転写法」です。目の細かいコーム(クシ)の歯にハードスプレーを直接2〜3プッシュ吹きかけ、スプレー液が乾く前に前髪の内側から根元を通し、そのまま毛先へ向かってコーミングします。この手法を取ることで、毛髪同士が蜘蛛の巣状に極薄のポリマー膜で結びつき、風に揺れても元の位置に戻る驚異的な復元力が生まれます。
次に、こなれた質感を演出する束感前髪 オイルの付け方ですが、ここでもミリ単位の分量調整が求められます。使用するヘアオイルは、手のひらに米粒大(わずか半滴)を取り、両手の指先まで完全にすり伸ばしてください。手ぐしを入れるように内側から毛先1cmだけに摘むように塗布するのが鉄則です。決して根元や中間から指を入れてはいけません。油分が頭皮近くに付着した瞬間、毛髪自身の重みで束が割れ、皮脂と混ざり合ってテカリへと変化してしまうからです。