ダウンタウンのふたりは、明石家さんまに対して全く異なるアプローチで接しています。このパーソナリティのコントラストが、メディアの憶測を呼ぶ一因となってきました。
浜田雅功は、プライベートでもさんまと親密な関係を築いてきた代表格です。ゴルフ仲間としても知られ、公の場でも「さんまさん」と呼びながら背中をバシッと叩くなど、絶妙なスキンシップを交えたツッコミを繰り出します。かつて浜田が体調を崩した際やプライベートの節目にも、さんまは個人的に連絡を取り合っており、ふたりの間には体育会的な情誼と絶対的な信頼関係が存在します。
一方で、松本人志はさんまに対して常に丁寧な敬語を崩さず、一定の「芸人としての美学的な距離」を保ってきました。松本にとってさんまは、自身が上京して天下を獲りにいく過程で立ちはだかった「お笑いBIG3」の象徴です。古典的な話術と驚異的なバイタリティで大衆を巻き込むさんまのスタイルと、シュールな構成美や言葉の切れ味で時代を切り拓いた松本のスタイルは、対極に位置します。
松本は自著や過去のロングインタビューにおいて、「さんまさんのあのパワーは誰にも真似できない」「芸人として化け物」と公言し、その実力を誰よりも認めています。むやみにプライベートでベタベタせず、互いのテリトリーを侵さないことこそが、松本なりの最大限の敬意の払い方なのです。