お茶村の取り扱い製品のなかでも、ひときわ異彩を放ち、時に好奇の目で見られるのが「神の草」という異名を持つ日本山人参です。江戸時代の薩摩藩において門外不出の秘薬として扱われ、島津の殿様へ献上されていた歴史からその名が広まりました。しかし、現代の消費者からすれば「本当に効果があるのか、単なる神秘的なブランディングではないのか」と疑念を抱くのは至極当然のことです。
植物学的な観点から整理すると、日本山人参の正体はセリ科の多年生植物である「ヒュウガトウキ(日向当帰)」です。ここで消費者が知っておくべき決定的な法的区分があります。厚生労働省の「医薬品の範囲に関する基準」において、ヒュウガトウキの「根」は医薬品として厳格に指定されています。一方、お茶村がサプリメントやお茶として提供しているのは、食品区分として認められている「葉・茎」の部分です。
お茶村の日本山人参における効果の真相を探ると、葉の部分にもポリフェノールやクマリン化合物(イソプテリキシンなど)、必須アミノ酸や各種ミネラルが豊富に含まれていることが学術研究でも明らかになっています。医薬品のように病気を直接治療するものではありませんが、日々の巡りを整え、冷えや生活習慣の乱れが気になる身体を底上げする栄養補助としての機能は十分に期待できます。「神の草」という呼称の背後には、オカルト的な奇跡ではなく、過酷な自然環境を生き抜く自生植物ならではの強靭なファイトケミカルが存在しているのです。