男性トレーニーが最も警戒する「大豆イソフラボンがテストステロンに及ぼす影響」や、生殖機能に関する懸念についても、国際的な臨床研究データが答えを出しています。米国の臨床研究チームが発表した大規模なメタアナリシス(多数の無作為化比較試験を統合解析した信頼性の高い研究)では、大豆タンパク質やイソフラボンの摂取が男性の総テストステロン、遊離テストステロン、性ホルモン結合グロブリン(SHBG)の値に有意な影響を与えないことが明確に示されています。
また、一部で囁かれる「ソイプロテインによる勃起不全(ED)の噂の真相」や「精子数への悪影響」についても検証が必要です。かつて動物実験の極端な高用量投与データや、一部の小規模観察研究から懸念が示された時期がありました。しかし、ヒトを対象とした追試・追跡研究では、適量のソイプロテイン摂取によって精液量、精子濃度、精子運動率が低下するという再現性のあるエビデンスは認められていません。
男性機能の減退やEDが生じる主因は、大豆の摂取ではなく過度なカロリー制限、睡眠不足、慢性的ストレス、血管系のトラブルにあります。タンパク質補給源としてソイプロテインを日課に取り入れること自体が生殖器系への毒性を持つという主張は、現代の医学的見地からは完全に否定されています。