クリックひとつで画面が固まる。気付いた時にはブラウザの挙動がおかしくなり、個人情報や決済データが外部サーバーへ送信されていた——海賊版rawサイトにアクセスしたユーザーから寄せられる被害相談は後を絶たない。サイト上に散りばめられた無数のトラップ広告は、クリックせずとも画面を表示させただけで不正スクリプトを走らせるドライブバイダウンロード攻撃の温床となっている。
それだけではない。刑罰の強化も看過できない現実だ。日本の著作権法では、違法にアップロードされたコンテンツであることを知りながらダウンロードする行為そのものが厳しく処罰の対象となる。数千円の出費を惜しんだ代償として、高額な賠償請求や前科がつく危険を背負い込む割の合わなさに、いま多くのユーザーが気づき始めている。