ピックルボールは、1965年にアメリカ・ワシントン州ベインブリッジ島で誕生したラケットスポーツです。家族全員が年齢や体格の差を超えて一緒に楽しめる遊びとして考案され、テニスコートの約3分の1というコンパクトなスペースで、木製や複合素材の「パドル」を用いて穴のあいたプラスチック製ボールを打ち合います。
アメリカスポーツ&フィットネス協会(SFIA)の最新調査によると、アメリカ国内のプレー人口は3年連続で急成長を記録し4,800万人を突破。全米で「最も急成長しているスポーツ」としての地位を完全に確立しました。メジャースポーツ界からも注目を集め、レブロン・ジェームズ氏やトム・ブレイディ氏ら著名アスリートがプロチームのオーナーに名を連ねるなど、単なるレジャーの枠を超えた巨大エンターテインメント産業へと発展しています。
最大の特徴は、独自のプラスチックボールの特徴にあります。野球のボールとほぼ同じ大きさ(直径約7.4cm)で、表面に26〜40個の穴が開けられており、重量はわずか約25g程度。この構造により空気抵抗を受けやすく、打球の最高速度がテニスの3分の1程度(体感時速約40〜60km/h)に抑えられます。ボールが弾みすぎず、相手コート深くまで飛びすぎないため、球技が苦手な方でも自然とラケットのスイートスポットにボールを捉えられる仕組みになっています。