では、日常的に両者を区別する基準はどこにあるのでしょうか。その最大のポイントとなるのが、頭部に見られるウサギの耳のような突起状の羽、すなわち「羽角(うかく)」の有無です。
一般的に、頭の上に羽角が生えている個体を「ミミズク」、頭部が丸く羽角がない個体を「フクロウ」と呼んで区別します。ここで注意したいのは、羽角は決して「耳そのもの」ではないという事実です。
実際の聴覚器官である耳の穴は、羽角の根元ではなく目の横奥あたりに隠れています。多くの種では左右の耳の穴の位置や高さが意図的にズレて配置されており、暗闇の中で獲物が発する微小な物音の位置を立体的に捉える構造になっています。羽角の役割については、天敵に対する威嚇や仲間同士のコミュニケーション、木の枝に同化するための擬態など諸説あり、気分や警戒度に応じて寝かせたり立てたりすることが可能です。