「動物愛護」を冠する同院は、倉敷市内におけるTNR活動(捕獲・不妊手術・元の場所に戻す地域猫活動)や、倉敷市保健所から譲渡された保護犬・保護猫の初期医療とも深く関わっています。
倉敷市保健所では定期的に犬猫の里親募集や譲渡会が実施されていますが、引き出された保護動物が一般家庭で健康に暮らすためには、感染症検査(猫エイズ・白血病)、ワクチン接種、駆虫薬投与、マイクロチップ装着といった医療措置が欠かせません。保護団体や個人ボランティアの間では、こうした処置をスピーディーかつ確実に実施できる病院として同院が選択肢に挙げられるケースが多く見られます。
また、倉敷市では生活環境の保全や不幸な命の繁殖を防ぐ目的で、「飼い主のいない猫の不妊去勢手術費助成事業」等の制度が運用されています。こうした助成金を活用した手術を受ける場合、指定の条件や耳カット(さくら耳)の処置が必要となりますが、同院のように野良猫の扱いに長けた獣医師が在籍する病院は、地域猫ボランティアにとって実務上の重要なインフラとして機能しています。