スイスフランショックの真相と理由|数分で大暴騰し破産者続出の全貌

スイスフランショックの真相と理由|数分で大暴騰し破産者続出の全貌

スイスフランショックの真相と理由|数分で大暴騰し破産者続出の全貌の詳細解説をご紹介します。最新トレンドが満載です。

防衛ラインの撤廃は、無制限介入を信じて「1ユーロ=1.20フラン付近でロング(買い)を保有していれば負けようがない」と確信していたトレーダーたちを直撃しました。下値が強固に守られていると思い込み、多額のレバレッジをかけてユーロ/スイスフランの買いポジションを積み上げていた投資家が数多く存在していたためです。

レートが非連続に飛ぶ「窓開け」が発生したことで、設定していた損切り注文(ストップロス)は指定価格では一切約定せず、数百〜数千pipsも下の価格で強制決済されました。これにより、口座内の証拠金すべてを失うだけでなく、証拠金を大きく下回る巨額のマイナス残高が発生。数千万円から数億円規模の追証(追加証拠金=法的な借金)を背負い、自己破産に追い込まれる投資家が続出しました。

被害は個人投資家だけに留まりません。顧客のマイナス残高が業者の資本力を一瞬で吹き飛ばし、ロンドン市場の名門FXブローカーであったアルパリ(Alpari UK)が即座に経営破綻を表明しました。さらに、米大手FXCMも約2億2,500万ドルの巨額損失を被って経営危機に陥り、金融支援を仰ぐ事態となるなど、世界全体の推定損失額は数百億ドル規模に達したとされています。

阿部 裕樹
著者

阿部 裕樹

マネー知識やキャリア形成に役立つノウハウを、初心者にも分かりやすく解説するのが得意です。