進路指導の現場でも見落とされがちな盲点として、「医療系公立大の就職は県内に縛られるのではないか」という先入観があります。地方自治体が設立した公立大学であるため、卒業後は茨城県内の医療機関への勤務が強制されるのではないかという誤解です。
結論から言えば、特定の自治体返還免除付き奨学金(地域枠等)を個別に受給している場合を除き、就職先の地域選択は完全に自由です。実際、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県出身の学生が全体の4〜5割近くを占めており、彼らの多くは地元首都圏の大学病院や有名医療法人へ内定を獲得して帰郷しています。茨城県立医療大学の看板は、関東圏の医療業界において「確実な実習経験を積んだ即戦力」として十分に通用するブランド力を確立しています。