ブレスレットは指輪に比べてサイズ選びの融通が利くと言われますが、取材現場からは「無計画に選ぶと使われなくなるリスクが高い」という警告も発せられています。
最大の盲点は、アジャスター(留め具)の操作性と利き手の問題です。指輪と異なり、ブレスレットは「片手だけで装着する」必要があります。デザインを重視するあまり、引き輪(カニカン)が極端に小さいものや、硬いマグネット留め具を選んでしまうと、朝の忙しい時間帯に装着するのが億劫になり、結果として引き出しの奥に眠ってしまうケースが後を絶ちません。
また、ネット上の一部まとめ記事で「レザー素材は経年変化が楽しめて万能」と推奨される傾向がありますが、これも取り扱いには注意が必要です。本革は水濡れや皮脂に弱く、夏の着用や入浴時の取り外しを怠ると、数ヶ月で強烈な臭いやひび割れを招きます。日常的に着けっぱなしにしたいカップルの場合、レザーではなく耐水性の高いサージカルステンレスやプラチナを選択するのが鉄則です。