武蔵野の丘陵地帯の自然林を巧みに保存した園内では、一年を通じて途切れることなく草花がリレーのように咲き継ぎます。訪れる時期によって全く異なる表情を見せてくれるのが大きな特徴です。
春の訪れとともに園内を彩るのは、3月下旬から4月にかけて見頃を迎えるカタクリの群生やヤマブキ、シダレザクラです。木々の芽吹きとともに林床に可憐な花々が咲き乱れ、柔らかな新緑のグラデーションが園内全体を包み込みます。4月中旬から5月にはツツジやシャクナゲ、フジの花が見頃を迎え、カメラを手にした来園者で賑わいを見せます。
初夏から夏にかけては、瑞々しいアジサイ各種やギボウシ、ハスが涼やかな景観を作り出します。木陰が多く、木漏れ日の中を散策できるため、夏の朝の爽やかな時間帯の散策スポットとしても人気です。
秋(10月中旬〜11月下旬)には、ヒガンバナやシュウメイギクが彩りを添え、11月中旬以降はモミジやイロハカエデの鮮烈な紅葉がクライマックスを迎えます。起伏のある園路から見上げる紅葉のトンネルは、都内屈指の隠れた絶景ポイントです。
冬枯れの季節(12月〜2月)であっても見どころは尽きません。透き通るような黄色い花と芳香を放つロウバイ(蝋梅)やカンツバキ、フクジュソウ、セツブンソウが寒さの中で凛と咲き誇り、早春の息吹をいち早く届けてくれます。