建築そのものもまた、ひとつの巨大なメッセージとして機能していた。エントランスからシアター、そして出口へと続く動線は、母胎の中を巡る旅であり、同時に地球史のタイムラインを遡る構造になっていた。
無機質な金属と柔らかな光のグラデーション。
冷たい工業製品と、温もりを持つ生命の対比。空間デザイナーたちは「未来」という抽象的な概念を、ただ便利で清潔な世界として描くことを明確に拒否した。時に荒々しく、時に残酷なまでに美しい自然界のダイナミズムを空間全体で表現することで、人間が地球というシステムの一部に過ぎないことを強烈に意識させた。