2026年、酷暑と高熱費に勝つ「土の家」が爆発的ブーム。注文住宅の新常識に挑む現場を追う

2026年、酷暑と高熱費に勝つ「土の家」が爆発的ブーム。注文住宅の新常識に挑む現場を追う

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従来の「土の家」といえば、左官職人が何ヶ月もかけて泥を塗り重ねる、膨大な人件費と手間がかかる高級工芸品のような存在だった。しかし、その常識はここ数年で木ごとなぎ払われた。

主役となったのは、大型3D建設プリンターと粘土質土壌を瞬時に凝固させる特殊な天然バイオバインダー(結合剤)の組み合わせだ。建築現場で発掘された現場の土をその場で建材に変換し、ロボットアームが数日で流線型の美しい壁体を形成していく。

輸送コストは実質ゼロ。材料費も従来のRC造(鉄筋コンクリート)に比べて4割以上削減された。デジタルファブリケーション技術の進化によって、かつて一部のマニアだけのものだった土の住居が、一般的なファミリー層の手の届く価格帯へと降りてきたのだ。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。