スコットランドの盟主セルティックにおいて、古橋亨梧が築き上げた地位はもはや一過性の助っ人の域を遥かに超えています。2021年夏にヴィッセル神戸から加入して以来、リーグ連覇や国内三冠(トレブル)の原動力となり、宿敵レンジャーズとの伝統の一戦「オールドファーム」でも勝負強さを遺憾なく発揮してきました。
アンジェ・ポステコグルー前監督のもとでスコットランドを席巻した古橋ですが、ブレンダン・ロジャーズ体制下においてもその決定力は健在です。一時は戦術の微細な変化(よりポゼッションとビルドアップを重視するスタイル)によりゴール前の関与数が減少し、現地紙で議論が巻き起こった時期もありました。しかし、巧みなポジショニングと驚異的なオフ・ザ・ボールの動きによって即座に適応。リーグ戦のみならずUEFAチャンピオンズリーグ(UCL)の舞台でも欧州屈指の強豪相手にゴールを陥れ、セルティックパークを熱狂の渦に巻き込み続けています。
スコットランドの複数メディアの取材記録によると、現地関係者は「ヘンリク・ラーション以来、これほどサポーターの心を掴んだ外国人ストライカーは存在しない」と口を揃えます。2026年現在も前線のファーストチョイスとして君臨し、クラブの象徴として揺るぎない信頼を寄せられています。