同院の訓練室に一歩足を踏み入れると、近未来的な光景が広がる。装着型の歩行支援ロボットを身につけた患者が、理学療法士のサポートを受けながら一歩一歩を踏みしめている。センサーが筋肉の微弱な電気信号を感知し、最適なタイミングで歩行をアシストする仕組みだ。
「最初は自分の足ではないようだったが、機械がサポートしてくれるおかげで正しい歩き方の感覚を思い出せた」と、脳梗塞のリハビリに励む70代の男性は語る。データに基づいた客観的な評価と、セラピストによる細やかな精神的ケア。この両輪が回ることで、リハビリの効率は飛躍的に向上している。