日常の恋愛観に多大な影響を与えているのが、メディアコンテンツの流行だ。特にここ数年、Amazon Prime Videoで大ヒットを記録している『バチェラー・ジャパン』や、Netflixが配信して世界的ムーブメントを巻き起こした『ラブ・イズ・ブラインド JAPAN』など、質の高い恋愛リアリティ番組が人々の恋愛観を上書きしつつある。
こうした恋愛リアリティ番組で描かれるドラマチックな演出や劇的なロマンスは、視聴者に強い興奮を与える。しかし同時に、現実の泥臭い人間関係に対する耐性を下げてしまう側面も否定できない。「もっと劇的な出会いがあるはず」「ドラマの主人公のような完璧なエスコートをしてほしい」といった非日常的な期待が潜在意識に滑り込み、リアルな男性に対する採点基準が無自覚に厳しくなっているのだ。