農薬散布における最大の課題の一つが「濡れにくさ(はじき)」の克服です。多くの植物の葉や害虫の体表は水を強く弾く性質を持っています。ダインの主成分である界面活性剤(ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルなど)は、液体の表面張力を低下させる作用を持ちます。
展着剤を加えることで、散布液が葉の表面で球状にならず、薄く均一な膜となって広がるようになります。これにより、殺虫剤であれば微小な害虫の隙間まで薬剤が行き渡り、殺菌剤であれば病原菌の侵入ポイントを隙間なくカバーできます。散布液が無駄に流れ落ちるロスを大幅に削減できるため、結果として農薬の防除効果を最大限に引き出す結果につながります。