茨城県西地域と千葉県東葛地域を直結する芽吹大橋で連日発生する激しい渋滞には、地理的要因とインフラ構造の双方が深く関わっています。
第一の理由は、茨城県坂東市と千葉県野田市の境界における渡河ルートの絶対的な少なさです。利根川水域は橋梁と橋梁の間隔が数キロ〜十数キロ離れており、周辺の幹線道路から流れてくる車両が一極集中します。特に「つくば野田線」は、圏央道坂東IC方面や筑波研究学園都市と東埼玉・東京方面を結ぶ最短動線であるため、地域の生活交通のみならず長距離の大型トラックが昼夜を問わず流入します。
第二の決定打となっているのが、現行橋梁の物理的限界です。現・芽吹大橋は1958年(昭和33年)に架橋された極めて古いトラス橋で、車道幅員が狭く、片側1車線(計2車線)しかありません。右折レーンの容量不足や大型車同士のすれ違いによる減速が連鎖し、わずかな交通量の増加がそのまま数キロに及ぶテールバックへと直結する構造になっています。