冷凍したれんこんは、使う料理に合わせてあらかじめカットしてから保存するのが基本です。調理時の加熱速度や火の通り方が均一になり、凍ったままスムーズに調理できるからです。
1. 輪切り・薄切り(きんぴら、炒め物、サラダ用)
2〜3mm幅のれんこん輪切り薄切り冷凍は、水分が抜けやすく急速凍結に向いています。酢水に2分さらしたあと、キッチンペーパーで水気を徹底的に拭き取ります。冷凍用保存袋に入れる際は、重なりをできる限り減らし、平らに広げて金属製トレイに乗せて冷凍庫へ入れます。パラパラの状態で凍るため、必要な分量だけを瞬時に取り出せて便利です。
2. 乱切り・厚切り(煮物、筑前煮、カレー用)
煮込み料理で存在感を出したい場合は、れんこん乱切り冷凍がベストです。乱切りは厚みがあるため、生冷凍よりも1〜2分固ゆでする下茹で冷凍が適しています。沸騰した湯に少量の酢を加えてさっと茹で、ザルにあげて粗熱を取り、水気を拭き取ってから密閉します。加熱によって組織の内部まで味が染み込みやすい状態が作られます。
3. すりおろし(れんこん餅、つみれ、スープのとろみ用)
隠れた人気を誇るのがれんこんすりおろし冷凍保存です。皮を剥いてすりおろしたれんこんに、変色防止として酢またはレモン汁を数滴混ぜ合わせ、ラップに薄く広げて包みます。箸などで1回分ごとの筋目を入れてから冷凍すれば、凍ったままパキッと割って味噌汁やハンバーグのタネに投入できます。もっちりとした独特の粘りと旨味がそのまま保持されます。
4. 調理済みおかず(きんぴら・甘酢炒め)
朝のお弁当作りを劇的に効率化するのがれんこんきんぴら作り置き冷凍です。濃いめの味付けでしっかりと炒め、完全に冷ました後にシリコンカップやお弁当用カップに小分けして密閉容器で保存します。調味料の塩分と糖分が保水性を高めるため、冷凍耐性が非常に高く、解凍後もドリップが出にくいのが大きな強みです。