2008年4月から2010年12月までテレビ東京系列で全141話が放送されたテレビアニメ版『うちの3姉妹』は、豪華なキャスト陣の好演によって作品の人気を不動のものにしました。アニメーション制作は東映アニメーションが担当し、原作の持つ温かみとテンポの良さが見事に再現されました。
当時のメインキャストを振り返ると、その豪華さが際立ちます。
- フー役:大谷育江(『ポケットモンスター』ピカチュウ役、『ONE PIECE』チョッパー役など)
- スー役:かないみか(『それいけ!アンパンマン』メロンパンナ役など)
- チー役:川田妙子(『Dr.スランプ』則巻アラレ役など)
- お母さん役:藤村知可
- お父さん役:辻谷耕史
日本を代表するレジェンド声優たちが幼い3姉妹の独特なイントネーションや無邪気な台詞回しを熱演したことで、子どもから大人まで幅広い層に親しまれました。
本作がこれほどまでに長く愛された最大の要因は、元幼稚園教諭である松本ぷりっつ氏の観察眼に裏打ちされた完全な実話ベースの日常であった点です。育児書の理想論とは異なる「思い通りにいかないリアルな育児のドタバタ」を、ユーモアを交えて肯定的に描いたスタイルは、当時の育児エッセイコミック界に金字塔を打ち立てました。