映画界のトップスターとして君臨する一方、梅宮辰夫の情熱が注がれたのが「食」の世界でした。銀座の高級クラブで豪遊する「夜の帝王」として名を馳せながらも、舌で覚えた名店の味を自宅の厨房で徹底的に再現。その腕前はプロの料理人をも唸らせるレベルに達していました。
出版された梅宮辰夫の料理レシピ本は料理愛好家のバイブルとなり、素材の味を極限まで引き出す豪快な魚料理や肉料理の数々はテレビ番組でも大絶賛を浴びました。この情熱が結実したのが、1980年代後半に展開された漬物チェーン「辰っちゃん漬け」です。
自身の等身大パネルを店頭に配置したプロデュース戦略は空前の大ヒットを記録。現在では当たり前となった「芸能人プロデュースショップ」の先駆者として、ビジネス界でも確固たる実績を残しました。