ピコスポットのダウンタイムは何日?テープ不要の真相と経過を完全解説

ピコスポットのダウンタイムは何日?テープ不要の真相と経過を完全解説

ピコスポットのダウンタイムは何日?テープ不要の真相と経過を完全解説の疑問点について、最新情報を基に徹底解説します。

施術から1ヶ月前後が経過した頃、最も多くの患者をパニックに陥れるのが「一度薄くなったはずのシミが、前よりも濃い茶色になって浮き出てきた。施術は失敗だったのではないか」という現象です。

ネット掲示板などではピコスポットで濃くなったのは失敗だと断定する投稿が散見されますが、皮膚病理学的に見れば、この大半はレーザー照射に伴う生理現象である戻りジミ(炎症後色素沈着:PIH)です。

レーザーの衝撃波や微小な熱作用を受けた皮膚は、軽いやけどを負った状態と同じです。刺激を受けた表皮基底層のメラノサイトは、傷ついた肌細胞を紫外線から防御しようとしてメラニン色素を一時的に過剰産生します。これが皮膚表面に再び現れるのが戻りジミの正体です。日本人をはじめとする東洋人の黄色調の肌はメラニン活性が高く、ピコスポットであっても約15〜25%の確率でこの反応が観察されます。

戻りジミが生じた際、絶対にやってはならないのが「シミが残った」と勘違いして追加のレーザー照射を急ぐことです。炎症が鎮火していない状態でレーザーを照射すると、メラノサイトが暴走し、不可逆的な白斑や悪性の難治性色素沈着を引き起こすリスクがあります。

戻りジミを防ぎ、生じてしまった色素を速やかに退縮させる鍵は、徹底した紫外線対策とスキンケアに集約されます。遮光率の高い日傘やUVカットマスクの併用はもちろん、日焼け止めはSPF50+・PA++++の低刺激・ノンケミカル処方を選び、絶対にこすらず「スタンプ置き」で塗布します。併せて、メラニン生成を遮断するトラネキサム酸やビタミンC、L-システインの内服を最低3ヶ月間継続することが、医療現場における標準プロトコルとなっています。

渡辺 美咲
著者

渡辺 美咲

心身ともに健康で持続可能なライフスタイルをテーマに、最新のウェルネストレンドを発信中。