過激なキャラクターたちが躍動する背景には、メディア側の明確な変化と進化が存在する。その牽引役となったのが、『アメトーーク!』の企画や『水曜日のダウンタウン』、そして配信発の『チャンスの時間』だ。
地上波のコンプライアンスが厳格化する一方で、TBSの『水曜日のダウンタウン』はギリギリの境界線を攻め、人間性の暗部を笑いに変えるフォーマットを完成させた。さらにABEMAの『チャンスの時間』は、千鳥の卓越したMC力のもと、地上波では放送困難なパチンコや借金、泥臭い欲望を肯定的な笑いへと昇華させるオアシスとなっている。
さらにTVerによる見逃し配信の普及が、この流れを加速させた。深夜番組の尖った企画やディープな人間模様が、翌日のSNSで瞬く間に拡散され、数百万単位の再生回数を生み出す。場所を選ばずニッチな熱狂を掘り起こせるプラットフォームの存在が、彼らの活躍の場を無限に広げている。