企業のルーツを探る上で欠かせないのが、創業者である山田昇氏の存在だ。群馬県前橋市で小さな電気店からスタートし、徹底した価格訴求と郊外型ロードサイド店舗の大量出店モデルで業界首位へと上り詰めた足跡は、日本の流通史における典型的な叩き上げの成功ストーリーである。
創業期の関係者や元幹部への取材によれば、特定の宗教的カリスマ、例えば池田大作氏の理念などを経営方針に掲げた事実は皆無だという。「顧客第一主義と徹底したコスト管理こそがすべての行動指針だった」と元役員は語る。創業者個人の信条と企業経営は明確に分離されており、特定の団体に対する特別な便宜供与などが行われた痕跡もない。