コリンチャンスの歴史を語る上で欠かせないのが、世界的なメガクラブをねじ伏せたFIFAクラブワールドカップでの優勝歴です。
第1回大会(2000年)では、エジムンドやロマーリオを擁するヴァスコ・ダ・ガマとの同国対決をPK戦の末に制して初代世界王者に輝きました。そして日本開催となった2012年大会の決勝(横浜国際総合競技場)では、欧州王者チェルシーを相手にFWパオロ・ゲレーロのヘディング弾で1-0の勝利。守護神カッシオ(現クルゼイロ)が神がかり的なビッグセーブを連発し、駆けつけた数万人のブラジル人サポーターとともに歓喜の雄叫びをあげた光景は、日本のサッカーファンの記憶にも色濃く焼き付いています。
歴代の所属選手にも錚々たるレジェンドが名を連ねています。
- ソクラテス(Sócrates):1980年代初頭の軍事政権下において、選手主導でクラブ運営の意思決定を行う「コリンチャンス・デモクラシー(Democracia Corinthiana)」を主導。ブラジル民主化運動の象徴となった伝説のキャプテン。
- ホベルト・リベリーノ(Rivellino):強烈な左足のキックと「エラシコ(足の外側から内側へ素早く切り返すドリブル)」の創始者として知られる1970年代の英雄。
- ロナウド(Ronaldo "Fenômeno"):欧州での華々しいキャリアの後、2009年に加入。パウリスタ州選手権制覇とコパ・ド・ブラジル優勝に貢献し、クラブのブランド価値を再定義した。
- カルロス・テベス(Carlos Tevez):2005年のブラジル全国選手権で圧巻の20ゴールを記録し、外国人選手としてクラブ史に残るMVP級の活躍を見せた。
- パウリーニョ&カッシオ:2012年世界一の立役者。パウリーニョは後にトッテナムやバルセロナでも活躍し、カッシオは10年以上にわたり絶対的守護神として君臨した。