フォークイエリア・プルプシーの最大の魅力は、年数を重ねるごとに刻まれる重厚な幹肌と、幾何学的に配置されたトゲから芽吹く繊細な青葉のコントラストにあります。原産地はメキシコ中南部(オアハカ州やプエブラ州)の限られた乾燥地帯。標高1,000メートルを超える切り立った岩肌や斜面に根を下ろし、強い直射日光と激しい寒暖差に耐えながら数十年、数百年の時間をかけてゆっくりと肥大します。
自生地のプルプシーは乾季になると完全に葉を落とし、緑色の葉緑素を含んだ樹皮でわずかな光合成を行いながら休眠します。この過酷な気候への適応こそが、見る者を圧倒する彫刻のような造形美を生み出している原点です。現在では現地球の輸入が原則として厳しく制限されているため、市場に流通する株の多くは種子から丁寧に育てられた国内実生株となっています。