立向居の代名詞といえば、凄まじいプレッシャーの中で進化を重ねた必殺技の数々です。彼の成長曲線は、常に壁にぶつかり、それを自力で打ち破るドラマに満ちていました。
雷門中に合流したエイリア学園編では、未完成だった「マジン・ザ・ハンド」の習得に挑み、仲間たちの支えを受けながら自らの力で発動に成功。さらに、究極奥義を求める旅の中で、無数の掌が重なり合ってシュートを封じる究極のキャッチ技「ムゲン・ザ・ハンド」を生み出しました。この技はG1からG5まで成長を遂げ、強豪チームの猛攻を幾度となく阻止しています。
そして日本代表「イナズマジャパン」として挑んだ世界大会(FFI)編において、立向居は最大の転換期を迎えます。「円堂さんの真似ではなく、自分だけの必殺技を作りたい」という強い意志から生み出したのが、背後に漆黒の魔王を召喚する最強技「魔王・ザ・ハンド」でした。青い光から紫と漆黒のオーラへと変貌を遂げたこの技は、彼が「円堂のフォロワー」から「一人の自立した世界級GK」へと脱皮した証です。