ネットや週刊誌では長年にわたり「なぜイチロー夫妻には子供がいないのか?」という疑問が取り沙汰されてきました。一部では「体型維持のため」「イチローの遺伝子を残すべきだった」といった無遠慮な憶測や不妊治療の噂が飛び交いましたが、これらはすべて根拠のない外野の声に過ぎません。
イチロー氏は過去のインタビューにおいて「子供はほしいと思っていましたが、こればかりは授かりもの。ご縁がなかったということ」と率直に胸中を明かしています。二人は子供の有無に執着することなく、互いを最良の理解者として尊重し合う道を選びました。
そして、夫妻にとって実の子供以上の愛情を注がれたのが、柴犬の「一弓(いっきゅう)」でした。二人の名前(イチローの「一」と弓子の「弓」)から名付けられた一弓は、2001年のMLB移籍時から常に家族の中心にいました。試合で敗れて帰宅した夜も、一弓が無心で迎えてくれることでイチロー氏は張り詰めた緊張を解くことができたといいます。
一弓は2019年の夏に17歳7か月で天国へと旅立ちましたが、その血統を引く新たな柴犬たちが現在のシアトルの自宅に迎え入れられ、夫妻の穏やかな日常に寄り添っています。