まずは広く知られている標準的なストーリーをおさらいします。深い森の奥に暮らす仲の良いクマの家族――お父さんグマ(大)、お母さんグマ(中)、そして子グマ(小)の3匹が、朝ごはんのスープ(またはオートミール)が冷めるのを待つために散歩へ出かけるところから物語は幕を開けます。
留守中の家にふらりとやってきたのが、ゴルディロックスと呼ばれる金髪の少女です。少女は鍵のかかっていない家に入り込み、テーブルに並んだ3つの器のスープを味見します。熱すぎる大きな器、冷たすぎる中くらいの器を避け、「ちょうどいい」小さなお椀のスープをすっかり平らげてしまいました。
続いて部屋の椅子に座り、最後は寝室のベッドへ。固すぎるベッド、柔らかすぎるベッドを経て、最も心地よい小さなベッドでぐっすり眠り込んでしまいます。そこへ帰宅した3匹のクマが異変に気づき、自分のベッドで寝ている少女を発見した瞬間、驚いた少女は窓から飛び出して森の奥へと逃げ去っていく――これが現代における代表的なあらすじです。