二人の間に子供が誕生しなかった点についても、週刊誌等で様々な議論が交わされました。結婚発表当時、及川光博は41歳、檀れいは39歳。いわゆる大人の結婚であったため、最初から「子供を育てるための家庭」ではなく、「表現者同士のパートナーシップ」を第一に置いていた側面が見受けられます。
また、結婚生活の後半には檀れいの実母の介護を巡る生活環境の変化も報じられました。家族思いの檀れいは多忙な仕事と並行して母に寄り添う生活を大切にしており、その結果として及川光博と過ごす生活拠点が事実上の別居状態に近くなった時期が存在したことも複数の女性誌で報じられています。
しかし、これは夫婦不仲による別居ではなく、「家族のケアと仕事を両立させるための現実的な選択」でした。子供というかすがいが存在しなかったこともあり、夫婦という枠組みに縛られ続ける必然性が薄れ、「互いの人生を自由に歩ませる」という選択肢へ自然に舵が切られたと言えます。