SNSの爆発的な拡散力は、イベントの集客力を跳ね上げた反面、局所的な大混雑という新たなリスクを生み出した。主要駅からの導線や琵琶湖沿いの観賞スポットには、収容能力を遙かに超える人が殺到。最寄り駅での雑踏事故や過密状態による急病人の発生は、もはや「確率の低い想定」では済まされなくなっている。
過去に全国で発生した群衆事故の教訓から、警察行政側も混雑緩和策に対して以前より厳格な指導を行うようになった。周辺道路の完全封鎖や立ち入り禁止区域の拡大など、求められる対応のハードルが上がるにつれ、実行委員会が背負うリスクの重さは許容範囲を超えてしまったのが真相だ。