園芸ビギナーが最も迷う分岐点が「5号鉢と6号鉢の違い」です。わずか3cmの直径差に見えますが、三次元の立体である植木鉢において、この3cmは植物の生育環境を根底から変滅させる決定的な差を生み出します。
この植木鉢サイズ一覧表が示す通り、5号鉢から6号鉢へと移行すると、土の体積比率は約1.7倍に跳ね上がります。表面上の直径は20%しか増えていないにもかかわらず、鉢内部の容積はほぼ倍近くまで拡張されるのです。
この体積増加は、根が自由に伸びる広大なスペースをもたらす反面、土が保持する総水分量を急激に増やすことを意味します。「5号鉢と同じ感覚で水やりを続けていたら土がいつまでも湿り続け、根腐れを起こした」という失敗のメカニズムは、この体積の急膨張を直感的に把握できていないことに起因します。