ネット上には「発泡スチロールを簡単に捨てる裏技」として危険な情報や、分別の現場で作業員を困らせる誤解が散見されます。トラブルを防ぐために知っておくべき真実を整理します。
【誤解1:除光液やシンナーで溶かして小さくするのは絶対NG】
「除光液(アセトン)や柑橘類の皮(リモネン)をかけると一瞬でドロドロに溶けて容積が減る」というライフハックが動画サイト等で紹介されることがあります。しかし、これは極めて危険な行為です。溶剤が揮発して有毒ガスが発生したり、引火して火災の原因になったりするだけでなく、ドロドロに固まったプラスチック塊は自治体の分別ラインで異物と判定され、リサイクル機械を詰まらせる原因になります。
【誤解2:シールや配送伝票は1ミリも残さず剥がさないといけない?】
保冷箱に貼られたクール便の伝票やクラフトテープは、強力な粘着剤が使われており綺麗に剥がすのが困難です。ドライヤーの温風を10秒ほど当てると熱で粘着剤が柔らかくなり、ペリペリと剥がしやすくなります。ただし、どうしても糊残りや紙の繊維が取れない場合、無理に格闘する必要はありません。「シールの貼ってある部分だけカッターで薄く切り取って可燃ごみへ、残りの綺麗な本体をプラ資源へ」というハイブリッドな捨て方が現場でも推奨されています。
【誤解3:魚の汁が付いたトレイもプラゴミに出していい?】
食品トレイや保冷箱に肉や魚のドリップ(血や脂)が付着している場合、水でさっと洗っても油膜や臭いが残ることがあります。汚れたプラスチックは他の清潔な資源ごみまで汚染し、再生処理の工程でカビや異臭の発生源になります。「水で軽くすすいでもヌメリや臭いが取れないものは、迷わず可燃ごみに出す」というのが2026年現在の清掃事業共通の鉄則です。