「新築時に標準装備されていた浅型(ミドルタイプ)を使っているが、フライパンや深鍋が入りきらない」という不満から、深型(ディープタイプ)へのサイズアップを希望するケースは非常に多く見られます。
結論から言えば、多くのシステムキッチンで浅型から深型への交換は可能です。浅型食洗機の下部に設置されている「収納キャビネット(引き出し)」を取り外し、そのスペースを活用して深型本体をすっぽり収める形で施工します。
ただし、クリアすべき物理的な条件が2点あります。
1点目はキッチンの高さと奥行きです。深型食洗機は本体の高さが約75cm〜85cm、奥行きが65cm程度必要となります。一般的なシステムキッチン(高さ85cm・奥行き65cm)であれば問題ありませんが、奥行き60cmのコンパクトキッチンの場合は深型が収まらず、奥行き対応型の専用モデルを選ぶ必要があります。
2点目は追加工事費用です。下部キャビネットの撤去・処分費や専用金具の取り付けにより、同サイズ交換に比べて約2万〜4万円程度の追加費用が発生します。それでも「一度に洗える点数が約40点から約48点〜60点に増える」「調理器具まで丸ごと洗える」という恩恵は大きく、交換後の満足度が極めて高い選択肢です。