模型ファンの間で語られる石破氏の評価は、いわゆる「タレントや著名人の嗜み」とは一線を画しています。組み立ての正確性はもちろんのこと、接着面の合わせ目消し、実機考証に基づいた塗装の階調表現、デカールのシルバリング防止に至るまで、熟練モデラー特有のセオリーを極めて自然に実践する技術を持っています。
特に石破氏が強い愛着を示しているのが、世界的な模型メーカーであるタミヤ(TAMIYA)やハセガワのスケールモデルです。中でも1/48スケールや1/72スケールの第二次世界大戦機・現代戦闘機のプラモデルに対する鑑賞眼は鋭く、単に外見を愛でるだけでなく「なぜこの形状のリベットが打たれているのか」「エンジン換装によって機体バランスがどう変化したのか」という工業史・運用史の文脈とセットで語る点が特徴的です。
国内最大の模型見本市である「静岡ホビーショー」や静岡市の模型産業に対しても強い敬意を表明しており、単なる玩具産業ではなく「日本の精密金型技術・ものづくり文化の粋」として模型文化を位置付けています。