この店を立ち上げたのは、カナダ出身のビヨーン・ハイバーグ氏だ。自身が日本の和包丁に魅せられ、その文化と切れ味の凄まじさを世界に伝えたいという一心でオープンさせた。かつて日本の伝統工芸は後継者不足や国内需要の減少に苦しんでいたが、彼の情熱とグローバルな視点が新たな風を吹き込んだ。
「日本の包丁は世界一の美術品であり、最高の道具だ」。その信念のもと、職人と買い手をつなぐ架け橋となった。言葉の壁を越えて手仕事の価値を丁寧に伝える接客スタイルは、伝統工芸の新しい生き残り策として、現在では多くの地場産業から注目を集めている。