引退後、一歩は鴨川ジムのトレーナー・セコンドへと転向しました。木村達也や青木勝、後輩ボクサーたちのサポートを務める中で、一歩はボクサー人生で初めて「リングの外からボクシングを客観的に観る眼」を手に入れます。
これまでは鴨川会長の指示を愚直に遂行するインファイターでしたが、セコンド活動を通じて以下のような圧倒的進化を遂げています。
・理論的な戦術眼:対戦相手の癖、重心の移動、パンチの軌道を瞬時に見抜く分析力。
・超人的な基礎体力:重り(アンクル・リストウェイト)を常に装着した日常生活による、現役時以上の肉体強化。
・高度なテクニックの習得:左ジャブの有効性やサウスポースタイルの構造的理解。
その実力はスパーリングで遺憾なく発揮され、現WBA世界スーパーフェザー級王者ヴォルグ・ザンギエフとの手合わせでは世界王者を追い詰めるほどの異次元な動きを披露。さらに間柴了の世界前哨戦対策では、世界王者ロザリオを模したハイレベルなサウスポー役を完璧に務め上げ、周囲を戦慄させました。