鱗友朝市を訪れたら外せないのが、市場内に暖簾を掲げるお食事処「味さき」です。朝7時頃から営業を開始し、早朝の仕入れ帰りの人々や口コミを聞きつけた食通たちで席が埋まります。
味さきの名物は、近海で獲れたウニや自家製イクラ、プリプリのボタンエビ、脂の乗ったサーモンやホタテを贅沢に盛り付けた海鮮丼。港町の目と鼻の先だからこそ実現できるネタの鮮度と、一切の妥協を排した下処理により、魚特有の臭みは皆無です。初夏から夏にかけて解禁される積丹・小樽沿岸の無添加・塩水ウニの丼は、濃厚な甘みが口いっぱいに広がる絶品として知られています。
市場内にはもう一つの大きな魅力があります。市場の鮮魚店で購入した新鮮な魚介類やカニ、貝類をその場で食堂へ持ち込み、お刺身や焼き魚として調理してもらえる仕組みが整っている点です。店主と会話を交わしながら「今朝一番良い毛ガニや八角(ハッカク)」を選び、その場で捌いてもらって白飯や味噌汁とともに味わう贅沢は、大規模な観光商業施設では決して味わえない醍醐味です。