植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いや危険性の真相を徹底解明

植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いや危険性の真相を徹底解明

植物性生クリームは体に悪い?動物性との違いや危険性の真相を徹底解明に関する疑問や疑問点をわかりやすくまとめました。詳細を読もうことができます。

ネット上のレビューや製菓コミュニティでは、「植物性ホイップはまずい」「口の中に油が残って気持ち悪い」といった否定的な意見が定期的に投稿されます。一方で、「あっさりしていて胃もたれしない」「子どもの誕生日ケーキにはむしろ軽くて好評」という肯定派も少なくありません。この植物性生クリームまずい評判の理由には、生化学的な融点の違いが深く関わっています。

生乳由来の乳脂肪は、融点が約30〜35℃という極めて特異な性質を持っています。人間の体温(36℃前後)よりわずかに低いため、口に含んだ瞬間に一瞬で液体へと変わり、芳醇な乳香を残してスッと消え去ります。これが、人間が「上質で濃厚なコク」と感じるメカニズムです。

一方、植物油脂は保形性や加工適性を高める目的から、融点が35〜38℃前後に設定されているケースが多く見られます。体温付近でも油の膜が完全に溶けきらず、舌の上にぬめりや油脂感が残りやすいため、これを「まずい」「人工的で重い」と知覚する人が出てくるのです。

取材した製菓学校の教員や洋菓子店のチーフパティシエからは、次のような現場の観察が寄せられています。

「高級パティスリーのショーケースに並ぶショートケーキを想定して植物性を食べると、乳本来の自然な甘みや香りの奥行きがないため、どうしても物足りなさを感じます。しかし、生乳特有の重さや動物臭が苦手な人、あるいは生クリームを食べるとすぐにお腹がゆるくなったり胃もたれを起こしたりする人にとっては、植物性のあっさりとしたキレの良さが大きな利点として機能しています」

中村 さくら
著者

中村 さくら

エンタメ・カルチャー業界の深掘り取材を得意とし、現場のリアルな声をお伝えします。