インターネット上の掲示板やSNSでは「都立大は首都圏の国公立の中では受かりやすい穴場」といった古い情報が散見されます。しかし、現役の予備校進路指導担当者や受験生の現場感覚は全く異なります。
大手予備校の進路指導担当者は次のように警鐘を鳴らします。
「『都立大は共通テスト7割あれば何とかなる』というのは5年以上前の古い認識です。現在は無償化政策の後押しもあり、共通テストで8割を確保した上で、骨太な記述対策を完了させた層でなければ前期合格は掴めません。MARCHに合格しても都立大には不合格となるケースは日常茶飯事です」
都市環境学部の難易度や評判についても、独自の検証が必要です。南大沢キャンパスに拠点を置く同学部は、都市政策科学科や建築学科、地理環境学科など、文理の枠組みを越えたユニークなカリキュラムを展開しています。在学生の口コミ調査では「文系・理系を問わずフィールドワークや実践的な都市計画を学べる環境は他大学にない魅力」と高い評価を得ている反面、入試科目が特殊な学科もあり、偏差値の数値だけで難易度を測ると痛い目を見ることになります。