性行為後の不正出血はなぜ起こる?鮮血や痛みなしの危険度と受診目安について詳しく解説いたします。最新の情報をお届けします。
性交後に出血を引き起こす要因は、良性の生理現象から早急な治療を要する悪性腫瘍まで多種多様です。どのような原因が存在し、それぞれどのような臨床的特徴を持つのかを客観的な指標で整理しました。
原因疾患・要因詳細・発症機序出血の性状と特徴緊急度と受診の目安子宮膣部びらん女性ホルモン影響で円柱上皮が外側に露出し血管が脆弱化接触時の少量の鮮血〜ピンク色のおりもの【中】病気ではないが、がんとの鑑別のため定期受診推奨子宮頸管ポリープ子宮頸管の粘膜が増殖してできる良性のイボ状腫瘍行為直後の鮮血、運動後の微量出血【高】外来で簡易切除可能。病理組織検査が必要クラミジア感染症病原菌による子宮頸管炎。粘膜の充血と炎症膿性の悪臭おりもの、接触出血、下腹部違和感【高】不妊リスクあり。パートナーと同時の抗菌薬治療が必須子宮頸がんHPV感染等による頸部上皮の異形成・がん化初期は痛みなしの接触出血、進行すると持続出血【最高】直ちに婦人科を受診し精密検査を受けるべき状態ホルモン性出血
(排卵期・着床等)排卵に伴うエストロゲン一時低下や受精卵の着床刺激生理予定前の少量の茶褐色出血、中間期出血【低〜中】妊娠検査薬の適切な使用や基礎体温の記録で経過観察緊急避妊薬の服用アフターピル投与に伴う急激なホルモン変動と消退出血内服後数日〜2週間以内に起こる生理様の出血【中】出血が生理か消退出血かの確認、3週間後の妊娠判定