事件が公表された直後から、ネットの反応と世論の批判は苛烈を極めました。X(旧Twitter)やYahoo!ニュースのコメント欄、5ちゃんねる等では、怒りの声が瞬く間に拡散しました。
「子どもがお小遣いを握りしめて募金したお金が、幹部のパチンコ代に消えていたなんて許せない」「善意を搾取するビジネスモデルではないか」「もう二度と募金しない」といった厳しい意見が相次ぎました。また、以前からネット上で燻っていた「出演タレントへの高額ギャラ疑惑」や「感動ポルノ批判」と結びつき、番組の存在意義そのものを疑問視する声が一気に噴出しました。
地方系列局の現場で募金活動を支えてきた一般社員やボランティアスタッフの動揺も深刻でした。当時の特番放送時、募金会場に立っていた現場関係者は次のように胸中を吐露しています。
「募金箱の前に立つのが怖かった。善意で募金してくださる一般の方々から『これは本当に使われるのか』と冷ややかな視線を向けられた。自分たちは無償や微小な手当で汗を流して会場を設営していたのに、本社の幹部が裏で現金をポケットに入れていたと知り、現場の士気は完全に崩壊した」
長年培われてきた「善意のリレー」という看板は、地方局幹部による個人的な横領によって、内側から脆くも崩れ去ったのです。