川田裕美の人間的魅力とメディア露出を爆発的に高めた要因が、完璧なアナウンス技術とは対照的な「愛すべきポンコツ要素」です。その代表格が、テレビ朝日系『アメトーーク!』の「運動神経悪い芸人」で披露された伝説のスキップです。
知性派アナウンサーとしての凛とした立ち姿からは想像もつかない、手と足が同時に出て身体全体が激しく揺れる独特すぎるスキップフォームは、共演者やお茶の間を爆笑の渦に巻き込みました。本人は至って真剣に取り組んでいるからこそ生まれるコミカルな姿は、バラエティ番組における最高の武器となりました。
もう一つの代名詞が、異常なまでのあんこ愛です。幼少期からの無類のあんこ好きが高じ、チューブ入りあんこを常時携帯してあらゆる食材にトッピングする姿が話題に。2018年には自著『あんこの本』を出版し、日本各地の和菓子店を巡る熱意を余すところなく披露しました。
「アナウンサー=完璧で高嶺の花」という固定観念を軽やかに壊し、愛嬌と親しみやすさを提示し続けたことこそが、老若男女から長年愛され続ける最大の理由です。