これまでの分析を踏まえ、どのような人が診療情報管理士を目指すべきか、あるいは別の進路を検討すべきかの具体的な判断基準を提示します。
▼ 診療情報管理士への挑戦をおすすめできる人
- 細かい記述の矛盾や規程の不備を見逃さない几帳面さがある人:カルテの膨大な記録から病態の推移を論理的に追跡できる集中力が武器になります。
- 医学・病態の知識をアップデートし続ける学習意欲がある人:ICDの改訂や診療報酬の改定は定期的に行われるため、資格取得後も学び続ける姿勢が必須です。
- 数字を根拠に他者へ論理的な提案を行うのが好きな人:現場の医師に丁寧かつ毅然とコーディング修正を求めたり、事務長へ分析データをプレゼンしたりする場面で真価を発揮します。
- 大規模病院(DPC対象病院等)で正職員採用を狙っている人:加算取得のための需要が強いため、採用選考で大きなアドバンテージを得られます。
▼ 取得を慎重に再考したほうがよい(やめておくべき)人
- 「資格さえ取れば高年収が保証される」と考えている人:業務独占ではないため、受動的な姿勢のままでは低めの事務給与テーブルに据え置かれます。
- 机上での地道なデータ照合や規程の確認が苦痛に感じる人:何百行もの診療記録を1文字ずつ精査する作業が日常業務の基盤となります。
- 中小規模のクリニックや無床診療所での勤務を希望している人:DPCや診療録管理体制加算の対象外である小規模機関では、資格手当が支給されないケースが大半です。