玄倉川水難事故がこれほどまでに国民的な怒りを買った最大の要因は、事故前後に発せられたグループ側の数々の言動にありました。
警察や消防、自治体職員が拡声器を使って必死に退避を呼びかけた際、グループの中心にいた男性らは「うるせえ、放っといてくれ!」「見張りを立ててるから大丈夫だ」「自分たちの勝手だろ」と怒声を浴びせて威嚇し、避難を頑なに拒否しました。
さらに孤立後、レスキュー隊がロープを渡して救助を試みる緊迫した現場においても「早く助けろ」「ヘリコプターを出せ」と怒鳴り散らし、救助隊員に対しても敵対的な態度を崩しませんでした。極限状態のパニックによる苛立ちであった可能性は否めないものの、度重なる事前警告を一笑に付していた態度との落差があまりに大きく、テレビ越しに見守っていた日本国民の間に激しい怒りと不信感を植え付ける結果となりました。